車検とは車検とは、正式名称を「自動車検査登録制度(じどうしゃけんさとうろくせいど)」といいます。 自動車や自動二輪車(排気量250cc以上のもの)に対して、保安基準に適合しているかを確認するため、一定期間(バイクは初回は3年後、以降は2年毎)ごとに国土交通省が行う、車両法の第62条にある「自動車検査証の有効期間満了後も当該自動車を使用しようとする時に受ける検査」のことを指し、一般には車検(しゃけん)と呼ばれています。 この車検(しゃけん)には、車両法上は、新規検査(58条)・継続検査(62条)・構造等変更検査(67条)の3種類があるのですが、新規検査は、新車を納品する前に購入先の販売店が代行することが多いため、通常は「継続検査」のことを指して車検(しゃけん)と呼んでいます。 車検の方法車検の方法には 現在、最もポピュラーな車検方法は「ディーラー車検」ですが、近年、車検場側の受け入れ態勢も整備されため、車検費用が大幅に安くすむ「ユーザー車検」の利用者は増加傾向にあるようです。 バイク屋での車検バイクショップで車検を受ける場合、注意しなければならないことがあります。 ●認証工場:ユーザー車検と同じで、運輸支局へ持ち込んで車検します。 あなたに行きつけのバイクショップがある場合は、前もって認証・指定工場であるのか、無印なのか聞いておくことをおすすめします。 車検はいつ受けるのか?車検は、車検有効期限が切れる1ヶ月前~有効期限の日までに、全国の運輸支局か自動車検査登録事務所(車検場)で受けておきましょう。 また、通常の車検の場合はどこでも受けることができますが、書類の記載事項の変更やバイクの改造をしている場合などには、登録している自動車検査登録事務所でしか受けることができません。 車検にかかる時間は、検査自体は10分程度ですが、書類作成や待ち時間なども含めますと、トータルで1~2時間程度となっていますので、余裕をもって3時間と見ておけば良いでしょう。 受付時間は、午前9時~11時30分、午後13時~15時30分のところが一般的ですが、事前に電話で確認しておきましょう。
整備の後?整備の前?新車両法の施行により、「前整備・後車検」のみであった定期点検の時期が「前車検・後整備」も認められ、車検の前後どちらでも受けられるようになりました。 日常点検をしているバイクや新品のバイクなど、一発で車検を通る可能性が高いため「前車検・後整備」でもかまいませんが、通常は「前整備・後車検」が良いでしょう。 車検を先にすると、不具合や故障などが見つかった場合、修理後に「再検」となりますので、二度手間となってしまいますので。 車検が切れている場合車検が切れている場合でも、車検の手続きは変わりませんが、車検場へ車検切れのバイクに乗って行くことはできませんので、バイクをトラックに載せて運ぶか、役所で仮ナンバーを取得しなくてはなりません。 仮ナンバーの申請時に必要なものは、免許証、車検切れの車検証、自賠責保険証(バイクを移動する日が有効期限内にある原本)、印鑑(三文判可)となっており、車検日に通る自宅から車検場までのルートを記入し、手数料(印紙650円)を貼って申請します。 申請は車検前日または車検当日のみであり、有効期間は2~3日となっていますので、期限切れ後5日以内には返却します。 予備車検場運輸支局や車検場の近所には予備車検場や予備検査ライン場があり、事前整備を行ってくれる他、車検で不合格となった箇所を調整してもらうこともでき、テールランプのバルブやヒューズなど一部の部品を購入することもできます。 また、車検の検査ラインを体験することもできますので、車検の流れが把握でき、本番で落ち着いて受けることもできます。 しかし、二輪に対応してくれる予備車検場は多くはありませんので、二輪に応じている予備車検場がない場合には、近くのバイク屋さんなどをあたってみましょう。 車検直前のチェック12ヶ月点検を行っても、車検の前日にはもう一度バイクを点検し、揃えた書類は有効期限などを確認しておきましょう。 車検場は郊外にあることが多くて不便なため、現金も少々多め(3~4万円以上)に持って行きます。 デュアルヘッドライト式のバイクの場合は、ヘッドライト検査で使用する光を通さない目隠し用のカバー(ボール紙など)と接着テープが必要となります。
|