エンジン点検
エンジン本体、点火装置、潤滑装置、燃料装置、冷却装置、排気系をチェックします。
●スパーク・プラグの状態
プラグを取り外した電極に汚れや損傷、亀裂があればワイヤーブラシで清掃し、接地電極と中心電極のギャップが規定値であるかを確認します。
一般的にプラグは、2ストロークエンジンなら5000キロくらい、4ストロークエンジンなら1万キロくらいで、機械的に交換するのが最適ですが、キロ数が少ない場合でも1年以上使用したプラグは交換しておく方が良いでしょう。
●点火時期
劣化がないCDIやフルトランジスター点火装置採用車は点検が不要です。
コンタクトポイント式の点火装置はタイミングライトが必要となっていますので、暖気運転してプラグコードにタイミングライトを接続し、タイミングホールキャップをエンジンから外して、ローターのFマークが規定アイドリング時にケース側の合わせマークに合っていれば良しとします。
●エンジンのかかり具合、異音
エンジンを始動した時に、かかり具合の異常や異音などがないかをチェックします。
●低速、加速の状態
エンジンを少しずつに加速状態にし、回転が円滑かどうかをみます。
●排気ガスの状態
エンジンを暖気させ、アイドリング時と回転をあげた時の排気ガスに異常な白煙や黒煙が出ていないかを確認します。
●エアクリーナーエレメントの汚れ、詰まり
エアクリーナーを取り外して汚れをみます。
●エンジンオイルの漏れ
シリンダーブロック、シリンダーヘッド、クランクケース、オイルパイプ、オイルホースなどからのオイル漏れがないかを確認します。
●エンジン・オイルの汚れ、量
スタンドを立てて車両を垂直な状態にして、オイルレベルゲージを引き抜き、再度差し込んで量を確認します。
汚れについては確認し難いため、走行キロ数が6000キロを超えたら交換します。
●燃料漏れ
燃料の経路を辿りながら点検し、特に接続部の緩みとホースの劣化は念入りにチェックします。
●キャブレターのリンク機構の状態
マルチシリンダーのエンジン車の場合は、スロットルを動かして、キャブレターのリンク部分が円滑に動いているかどうかを確認します。
●スロットル・バルブ、チョーク・バルブの作動
スロットルグリップ、チョークレバーをゆっくり動かしながら、バルブの動きをチェックします。
●冷却水の量
水冷エンジン車の場合はラジエーターやリザーバータンクの冷却水量を確認し、空冷エンジン車の場合はスラッシュ(/)をつけます。
●冷却水の漏れ
各部からの水漏れについてエンジンをアイドリングさせた状態で確認し、ラジエーターホースの傷みや劣化も点検します。
●エキゾースト・パイプ、マフラーの取り付けの緩み、損傷
メガネレンチを使って、パイプとマフラーの取付部や接続部に緩みがないかをチェックします。
●マフラーの機能
排気音の異常について、エンジンをアイドリングから徐々に回転を上げて点検します。
2ストローク車は、走行キロ数が多くなると内部にスラッジがたまりますので、走行キロ数が2~3万キロになったら交換するとよいでしょう。
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